小山市立文化センターでは、2020年より、小山にゆかりのあるアーティストとともに
新しい芸術鑑賞の機会を創造する「アーティストと創るプロジェクト」を始動しました。
アーティストの「やってみたい!」を実現すべく、会館スタッフとアーティストが知恵を絞って
新たな創造の世界を模索し、地域の芸術文化向上に貢献することを目的としています。
以下は本プロジェクトにご協力いただいているアーティストの皆さまです。(50音順、敬称略)
荒井 雄貴 Yuki Arai
栃木県小山市出身。栃木県立栃木高等学校卒業。
東京音楽大学声楽科卒業、同大学院修士課程修了2010年よりイタリアへ渡り、イタリア国立パルマ音楽院を卒業演奏において最高得点を得て修了。
これまでにドイツ、ヴィーゼンシュタットにて「コジ・ファン・トゥッテ」グリエルモ役、イタリア、サルソマッジョーレ・テルメ、テアトロヌオーヴォ劇場にて「リゴレット」チェプラーノ役演じるなどヨーロッパ各地で数々のオペラ、コンサート等に出演。
帰国後は小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト、OMFセイジ・オザワ松本フェスティバルに参加し、カヴァーキャスト等を務め若手演奏家として活躍しているかたわら、近年では演奏の他に舞台字幕翻訳、プロジェクションマッピング投影、コンサート演出など多角的音楽プロデューサーとしても注目されている。
岡田 嘉満 Yoshimitsu Okada
1972年生まれ栃木県出身。
幼少より音楽に触れ大学入学後ビッグバンドでサックスを始める。
2001年横浜プロムナードコンペティションでのベストプレイヤー賞など数々のコンテストで賞を受賞。
2010年から11年間ベテラントランペッター村田浩率いるTHE BOP BANDに参加し全国で演奏活動した。
現在は自己のバンドに加えて、後進の指導やYoutube等での動画制作、演奏配信などを行い従来の概念にとらわれない活動を目指している。
往年のモダンジャズを感じさせるサウンドに全国のファンは多い。
2023年岩手のジュリアンレコードより4thアルバム「Songs In My Heart」を発表。
生沼 晴嗣 Seji Oinuma
栃木県下野市出身。小山市在住。
東京芸術大学付属高校を経て、1970年、同大学卒業後、日本フィルハーモニー交響楽団に入団。1973年退団。故岩本政蔵、故井上武雄、故浅妻文樹、イツァーク・ショッテンの各氏に師事。その後、古典音楽協会室内合奏団、東京ゾリステン室内合奏団を経て、1976年より、巌本真理弦楽四重奏団にて活躍。巌本氏亡き後、ソロ及び室内楽の分野で幅広く活動し、1992年より読売日本交響楽団ソロ・ヴィオラ奏者に就任。2012年3月退団。
2015年5月放映のTBSテレビ「マツコの知らない世界」にて、マツコデラックス氏と対談。
日本大学芸術学部講師。MCFオーケストラとちぎ首席ヴィオラ奏者。小山評定ふるさと大使。
坂本 裕功 Hironori Sakamoto
朗読家。高校在学中より朗読コンクール等で入賞多数。
声優養成所を経て、矢島正明氏、瀬能礼子氏、小原乃梨子氏に師事。1999年より朗読の指導を始め、
現在、朗読講座を数多く開講する傍ら、朗読や言葉の力による心の癒しをテーマに、
教育機関の講師、幼稚園・小中学校の教職員対象の講演活動に従事。
また、文部科学省の「子供の居場所づくり」事業、文化庁の「文化芸術による創造のまち」支援事業に、
朗読講師等で参加するなど幅広い分野で活躍中。
上保 朋子 Tomoko Joho
知久 絵里香 Erika Chiku
小山市出身、桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部卒業。ポーランド国立ワルシャワ・ショパン音楽大学(旧ショパン音楽院)研究科修了。第一回バルティック国際ピアノコンクールディプロマ賞、第四回イソラ・マドレ国際音楽コンクール第一位及び特賞受賞。
日向野由佳子、高柳朗子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、ブロニスワヴァ・カヴァラの各氏に師事。
ワルシャワ国際ピアノフェスティバル(2007年)、ミラノでのコンクール特賞授与リサイタルシリーズ(2008年)、ポーランド・パデレフスキ音楽学校創立記念フェスティバル(2011年)、ポーランド・シマノフスキ国際音楽祭(2013年)、ポーランド・シェドゥルツェ市文化センター主催コンサート(2016年)に招かれソロリサイタル。2018年駐日チュニジア大使館にてソロ演奏。
小山市ではソロリサイタルのほか、秋原正俊監督映画「蜘蛛の糸」ヒロイン役のピアノ吹き替え演奏(2011年)小山市立文化センター夏休み子ども教室、中央公民館ピアノ講座の講師(2017年、2018年)を務める。
現在演奏活動のほか、後進の指導、コンクール審査員、ポーランド人教授によるピアノレッスン・公開講座のポーランド語通訳を行っている。
チャウチャウ ciau ciau
荒井こづえ・井原芙美子によるデュオユニット。小山市立文化センターで「うたってあそぼう!親子のふれあい音楽会」を毎年夏休み期間に開催し、人気を博している。
荒井こづえ(ソプラノ)
小山市出身。昭和音楽大学声楽科卒業。日本オペラ振興会マスターコース修了。これまでに「愛の妙薬」アディーナ、「ラ・ボエーム」ムゼッタ、「コジ・ファン・トゥッテ」ドラベッラ、「ヘンゼルとグレーテル」グレーテルなど出演。また、小山市市制60周年記念創作オペラ「小山物語」綾姫役にて出演。モー ツァルト「レクイエム」ソリストを務める。2011年にはリサイタルを開催。現在、藤原歌劇団準団員。OYAMAオペラアンサンブル会員。思い川女声合唱団指導者。
井原芙美子(メゾ・ソプラノ)
長野県下伊那郡出身。昭和音楽大学声楽科卒業。これまでに「ナクソス島のアリアドネ」ドゥリヤーデ、「ジャンニスキッキ」ツィータ、長野県岡谷市主催オペラ「御柱」ではやまぶき役で出演。現在、長野県内にて音楽講師としても活動中。双子の母として、子どもたちにクラシックを普及させるためCiauCiauをはじめ子ども向けのステージ企画、出演をしている。現在、藤原歌劇団準団員。
デュオ クロマティック duo chromatic
ピアノ 知久 絵里香(ちく えりか)
バイオリン 上保 朋子(じょうほ ともこ)
コロナ禍でさまざまな制限がある中でも、音楽が誰かの心を癒やし、人と人の心を繋ぐことができますように、そして地域の音楽文化存続に少しでも貢献できるよう新たな一歩を踏み出したいという思いから、2021年、桐朋卒、小山市内在住同士でユニットを組みました。
デュオ名のchromaticは私達のフルネームにあるアルファベットを使っていて、「色彩の」という意味と、音楽用語「半音階的」の意味を併せ持った言葉です。
コンサートでは、お客様と共に音楽を楽しみ、そのひとときに「色彩り」を添える事ができるよう心を込めて演奏しています。
西口 彰子 Akiko Nishiguchi
小山市出身。宇都宮女子高卒業。東京藝術大学卒業後、渡米。マネス音楽院修士課程、及びプロフェッショナル・スタディ・ディプロマコース修了。アメリカ、ヨーロッパにて活動、数々のコンクールに受賞。東京フィルハーモニー交響楽団、東京藝大シンフォニーオーケストラ、群馬交響楽団、MCFオーケストラとちぎらと共演。
歌を通して心身の働きに深い興味を持ち、2019年英国アレクサンダーテクニーク協会(STAT)公認、教師資格を取得。 2020年小山・東京にて「アレクサンダーテクニークと歌」教室を開講。
コンサートやオペラのソリスト、またワークショップの講師として活躍中。
小山評定ふるさと大使。とちぎ未来大使。二期会会員。
森 朱美 Akemi Mori
栃木県小山市出身。宇都宮短期大学附属高校音楽科卒業。東京藝術大学声楽科卒業。同大学大学院修士課程オペラ専攻修了。二期会オペラスタジオ第39期修了。文化庁オペラ研修所第11期修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてフランス(パリ)に留学。チェコ・プラハ国立歌劇場にてヴェルディ『椿姫』ヴィオレッタ役で主演の他、数々のオペラ・オペレッタに出演。これまでにJ.シュトラウス『こうもり』、ヴェルディ『椿姫』、團伊玖磨『夕鶴』、モーツァルト『コシ・ファン・トゥッテ』、『ドン・ジョヴァンニ』、ニコライ『ウィンザーの陽気な女房たち』、プッチーニ『ラ・ボエーム』、グノー『ロメオとジュリエット』『ファウスト』などに出演。異色のモノオペラ(一人芝居)プーランク『声』から、コロラトゥーラの技術を駆使するトマ『ハムレット』のオフィーリア役まで幅広い役柄を演じる。
他、ベートーヴェン交響曲「第9番」をはじめ、バッハ「マタイ受難曲」「マニフィカート」、マーラー「復活」「千人の交響曲」、フォーレ、モーツァルト「レクイエム」等のソリストとして、オーケストラと共演も多い。
近年フランスにて「セヴラック音楽祭」に出演のおり、パリを始めフランス各地でのコンサートツアーに参加。東京藝術大学、東京学芸大学非常勤講師。宇都宮短期大学音楽科特別講師。日本フォーレ協会、日本セヴラック協会、東京二期会会員。小山評定ふるさと大使。
森谷 真理 Mari Moriya
栃木県小山市出身。 武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科卒業、同大学院声楽専攻首席卒業後、渡米し マネス音楽院プロフェッショナルスタディーズコ ース修了。 ウィーン・フォルクスオーパー、ライプツィヒ・オペラなど欧米の主要歌劇場で 『マリア・ストゥアルダ』、『椿姫』表題役、『ボエーム』ミミ、『カルメン』 ミカエラ、『トゥーランドット』リュー役等で活躍。2006年には、レヴァイン指揮《魔笛》同役で抜擢され、鮮烈なメトロポリタン歌劇場デビューを飾り、一躍注目を集めた。リンツ州立劇場では2010-2014の4年間、専属歌手を勤めた。
国内では2014年びわ湖ホール『リゴレット』ジルダにて日本でのオペラデビューを飾った後、東京 二期会、『ばらの騎士』元師夫人、『サロメ』、『蝶々夫人』、『ルル』表題役、びわ湖ホール、『ワルキューレ』ジー クリンデ、『神々の黄昏』 グートルーネ、『ローエングリン』エルザ、日生劇場『後宮からの逃走』コンスタ ンツェ、『魔笛』パミーナ、兵庫県立芸術文化センター『夏の夜の夢』ティターニ ア等を演じ、卓越したテクニッ クと表現力でいずれも絶賛されており、目覚ましい 活躍を遂げている。 コンサートにおいても「第九」をはじめ、モーツァルト/ヴェル ディ「レクイエム」、マーラー「復活」「千人の交響曲」等のソリストを務め高い 評価を得ている。 また、19年には「天皇陛下御即位を祝う国民祭典」にて国歌独唱 を露する栄誉に浴した。今後は、日生劇場『ランメルモールのルチア』タイトル ロールに出演予定。とちぎ未来大使。小山評定ふるさと大使。